ある日のこと。
泣きながら家に帰ってきた出来損ないの少年(のび太)が未来型ネコ型ロボット(ドラえもん)に泣きついていた。
の「聞いてよ~ドラえもん!みんな僕の足が臭いって言うんだ。」
の「ジャイアンとスネ夫には上履きを隠されちゃうし、しずかちゃんには足が臭いのび太さんは嫌いよって言われたんだ…。」
の「もう僕はおしまいだよ~ うえ~ん(T0T)」
ド「のび太くんの足の臭いは大人顔負けに強烈だからね…。」
の「そんなこと言わずに何とかしてよ~」
ド「仕方ないなぁ。じゃあこれだ!」
ティリリリッティリ~♪
ド「グランズレメディ!」
の「グランズレメディ?」
ド「そう!これは足の臭いを消臭できる魔法の粉なんだよ」
の「ドラえもん。そんなので臭いが消えたら世話ないよ。毎月靴のインソールを替えてるし、強力な匂いのスプレーをしても、僕の足は臭いんだよ?」
ド「大丈夫だよのび太くん。そもそも足が臭くなる原因って知ってる?」
の「そーいえば、出来杉くんが菌まみれののび太くんとはエンガチョ~!と言われたよ。菌が原因なの?」
ド「その通り!さすが出木杉くんだね。靴の中で汗や皮脂を栄養としてバクテリアが繁殖して臭いを発生させるんだよ。」
の「えっ!?じゃあ僕の足はバクテリアだらけってこと?」
ド「そうだね。放っておくとバクテリアは増え続け臭いは酷くなるよ」
の「そんなんじゃ、しずかちゃんに嫌われたままじゃないか!」
ド「大丈夫安心して。このグランズレメディの魔法の粉を振りかけれはいいんだよ」
の「振りかけたらどうなるの?」
ド「グランズレメディは、出てきたイヤな臭いを消す、別の匂いでごまかすといった方法ではなく、驚異的な抑止力でバクテリアの繁殖を防ぎ、ほぼ完全に靴の中を除菌してくれるんだよ」
の「なんだか怪しい粉だなぁ…。」
ド「ちなみに1回の使用量はたったこれだけなんだ。」
の「たったこれだけ??」
ド「この量を靴の中に振りかければ、1週間は効果が期待できるよ」
の「靴の中は白くなっちゃう?」
ド「これが片栗粉の様な質感だからか、履いて歩いているうちに消えてしまうんだ。」
の「でもな~。1週間しか効果がないのか~」
ド「1週間臭いが消えるだけでも凄くない? ただね、7日間連続で粉を振りかけれると、なんと…。」
の「なんと…?」ゴクリ
ド「約半年の消臭効果が期待できるんだ!」
の「え~!!半年も!? それじゃインソールを買う必要も無いのか!」
ド「そうだね。もうこれ以外の消臭対策はいらないよね。50g入りを買えば2、3年は持ちそうだね」
の「でもさ、このグランズレメディは四次元ポケットからしか出てこないでしょ?欲しくなったらどうすればいいの?」
ド「安心してよのび太くん。これはAmazonで購入できちゃうんだ!」
の「便利な世の中になったね」
ド「足の臭いを消して、しずかちゃんにアタックだ!」
数週間後・・・
の「ドラえもーん!聞いてよー!」
ド「なんだいのび太くん」
の「今日しずかちゃんと居酒屋にいったら、座敷の席しか空いてなくて恐る恐る靴を脱いだらまったく臭いがしないんだ!」
の「のび太さんの足の臭いがしない!すてき~!だってさ」
ド「外で靴を脱ぐ機会って突然おとずれるからね。グランズレメディを使っておいて良かったね。だけど・・・」
ド「お酒は二十歳になってからじゃ!」
ちゃんちゃん。